2つの「企業主導型保育園」に通ってみた感想
たまたま紹介されたのが知るきっかけ
妊娠中に東京に引っ越したので、認可保育園の合格の可能性がある、正社員フルタイム勤務ないしは育休中という状況にはどうしてもなり得ない状況でした。周りに頼れる人もおらず、求職中の状況。
そこでまずは無認可保育園を探してみたのです。
無認可保育園はだいたい保育料が7万円くらい。高い!です。しかし、覚悟を決めて話を聞きに行ってみると、そこで紹介されたのが、同じ保育園の系列の「内閣府主導の企業主導型保育園」でした。内閣府が独自で新しく始めた保育園の形でまだ始まって1,2年とのこと。
保育料も無認可保育園の半額の3万5千円(東京)ほど。そして設備は狭く園庭はないけれど、新しくきれい、おもちゃも充実していました。
ポイントが低いのに本当に通えるのかなぁ…?(疑い)
その頃の私は保育園に通えるのは、正社員フルタイム勤務ないしは育休中がまず絶対条件だと思っていて、まだ求職中だからポイントもとても低く、あとでやっぱり断られるんだろうなぁ、と思っていました。
しかし、思いの外とんとんと決まり、息子無事に保育園に通えたのです。
ポイントが低くても入園できた!「企業主導型保育園」
区役所が管理している認可保育園は、ただ保育認定が下りればいいだけでなく、フルタイム勤務などポイントが満点でやっと入園選考の土俵に立てるかも…という感じですが、企業主導型保育園は、ポイントがバチバチに高くなくても、「保育認定が下りれば入園できる」様です。正社員じゃなくてもパートでも、自営業でも、現在求職中でも。正社員フルタイムママだけがワーママじゃないですよね。
あと地域枠というのがあるそうで、そちらはもしかすると保育認定がなくても入れるかもしれません。育児ノイローゼのママさんなどの緊急向けに用意されているのでは…?と思いますが、憶測だけです。
「企業主導型保育園」のメリットデメリット
メリットとデメリットは表裏一体だったり、園によって体制が違ったりするのでまとめて書きます。
1、何度も書きますが、アルバイト・パート・派遣・自営業・求職中などの正社員・フルタイム勤務・育休中でポイント高得点じゃなくても入園できるのが一番のメリット。
2、保育の質は認可並みに高い(でも見学は大事!)。認可園でも雰囲気の良いところと悪いところなどあるので、形態にかかわらず、見学は大事です。
3、園庭がない場合が多いが、毎日違う公園に散歩に行けて子供は飽きない。道路をお友達と手をつないで歩くことができるようになる。
4,保育園が狭い場合が多い(認可園でも狭く園庭がないところはある)。3歳からだと少し手狭になるかなと思います。それまでは、0~2歳の間は企業主導型で十分ではないかなと個人的には思います。
5,すべての園でというわけではないが、経営企業の事務所が併設してある園があり、園長やお局保育士さんのワンマンになりにくそう。
東京の園では、園長さんのワンマンでしたが、いまお世話になっている園(東京にも系列園があるらしい)では、事務所が併設してあり保育士さんと子供だけの密室空間にはなりにくい状況になっています。これが良いなと思うのは、福岡の認可保育園での虐待のニュースでお局の保育士が主体となり虐待が横行していたというのを見たからです。さすがに、経営企業の事務所が併設してあったら、外部の目もある状況になり、なぁなぁが行きすぎなくなるのではないか、と考えます。
6,無認可保育園(保育料7万)よりは安い(2万~3万)けど、認可保育園よりは保育料が高い。これは世帯収入によって違いますね。もし世帯収入が多いお家だったら、認可保育園より企業主導型が安いなんてこともあると思います。
認可保育園だけが保育園じゃない
区役所では、この「企業主導型保育園」については教えてくれませんでした。とにかく区役所との面倒なやりとりもないのが、ありがたかったです。行動を起こしてみると、新たな可能性に会えたりするな、と思いました。企業主導型保育園は全国にあります。